ホームオートメーションやスマートビルディングなど実は皆さんの身近なところで加賀FEIの無線モジュールが活躍しています。
今迄ネットワークに繋がっていなかったモノがネットワークに繋がるとこんなに便利になる。一度、便利さを体感してしまうと以前のスタイルに戻れなくなる。そんな製品の実現を支援いたします。


しかしながら、いざ無線ソリューションを導入したい…と言っても、まず無線機器の電源確保が難しい場面も多々あります。また、すでに電源配線が引かれている建物への後付けや、そもそも電源ケーブルを引いてこられない場所では、大掛かりな配線工事が必要になってしまいます。そうした場合、電池稼働による無線機器は可能性を広げますが、あまりにも電池交換の頻度が多いと負担になってしまいます。そこで、加賀FEIの「低消費電力」な無線モジュールの特長を下記にてご説明いたします。

Bluetooth Low Energy無線という選択
様々な種類がある無線規格ですが、なかでもBluetooth Low Energy通信規格(以降「BLE」)は消費電力が低いことが特徴です。その分、Wi-Fi通信等に比べれば通信速度は速くありませんので、画像や映像データ等大容量の通信には不向きです。一方で
センサーデータや、スイッチのオンオフ通信等、比較的通信量が少ないデータの通信としては最適です。加賀FEIではBLEモジュールは20種類以上、Wi-Fiモジュールとコンボ(※)の製品もラインナップ。お客様の仕様に合ったモジュールが見つかります。
※Wi-FiとBLEモジュール両方を搭載し、通信規格を使い分けられる製品
消費電力
通信に使われる無線機の消費電力が低いほど電池は長持ちします。
低消費に設計されている太陽誘電無線モジュールでは、通信間隔等によってはリチウムコイン電池(CR2032)で1年以上の寿命が期待できます。


送信電力制御
通信する距離によっては、無線送信を常に最大限出力している必要はありません。距離に対して適度な送信出力を設定することで、その分消費電力を抑えれば、電池持ちを長くします。モジュールをコントロールするソフトウエアによって、無線送信電力を調節・制御することが可能です。

全体を平均化した平均電流でモジュールの消費電流を規定し、平均電流から電池がどれくらいもつかを試算することができます。平均電流は送信電流*送信時間+待機電流*待機時間にて概算、ここから搭載できそうな電池の候補を決めます。電池は種類によって容量が決まっており、例えば一般的によく使われるCR2032コイン電池であれば、225mAh程度。この電池容量を平均電流で割れば、おおよその電池使用可能時間が算出されます。
※ただし上記は無線モジュールのみの試算の為、実際は製品の電流で計算する必要があります。
平均電流と電池容量から、電池がなくなるまでの時間を試算
当社の技術サポート
無線モジュールを使ったソリューション例
※Bluetooth®ワードマークとロゴは、Bluetooth SIG,Inc.が所有しており、ライセンスに基づき加賀FEI株式会社が使用しています。