複数のファイルを圧縮して管理するツール(アーカイバ)

複数のファイルやフォルダをひとつにまとめて管理することができます。(LHA, ZIPとの互換性はありません)
圧縮特許面や品質面で、安心してビジネスにご利用頂けます。

こんな要望にお応えします

  1. ファイル転送における通信トラフィックの削減
  2. データのバックアップにおける容量の節約
  3. ファイル配布における情報セキュリティの確保

特長

  1. 1.圧縮特許面で安心

富士通研究所が開発した圧縮方式を採用していますので、圧縮アルゴリズムに関する特許問題や動作保証・品質・保守・サポート面などで、ビジネスに安心してご利用いただける製品です。

2.パスワード/暗号

パスワード設定機能・自己復元(解凍)機能を有しています。
暗号(AES)機能を有した製品もあります。
オプションで暗号の自己復号(自己解凍)プログラムも作成できます。

製品概要

  1. 複数のフォルダ(ディレクトリ)をひとつの書庫ファイルで管理
  2. パスワード設定機能
  3. 自己復元(解凍)機能(受け取り側ではArcmanager 不要)
  4. 暗号機能
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データ圧縮ソフトウェア総合カタログ
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データ圧縮ソフトウェア総合カタログ
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ArcmanagerV7カタログ
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ArcmanagerV7カタログ

採用メリット

  1. 通信トラフィック、通信パケット数の削減
  2. バックアップ媒体の容量節約
  3. リムーバブルメディアへの転送時間短縮
  4. ファイルやディレクトリをまとめて管理
  5. 暗号・パスワードで内容の保護

製品一覧

Arcmanager シリーズ製品

詳細は 型格一覧表[PDF]をご参照ください。

製品名

製品型格

動作環境

タイプ *

Arcmanager GUI for Windows

MSS5011-W95

Windows

GUI

Arcmanager DLL for Windows

MSS5045

Windows

DLL/Console

自己復元ライブラリ for Windows

MSS5041

Windows

DLL

Arcmanager SO for Solaris

MSS5043

Solaris™ Operating System

SO/Console

Arcmanager V7シリーズ製品

詳細は  型格一覧表[PDF]をご参照ください。

製品名

製品型格

動作環境

タイプ *

Arcmanager V7 DLL for Windows 64ビット版

MSS5065

Windows

DLL/GUI/Console

Arcmanager V7 DLL for Windows 32ビット版

MSS5075

Windows

DLL/GUI/Console

*タイプ

GUI

マウスを利用して画面操作

Console

コマンドによるバッチ処理可能

DLL

プログラムから呼び出して利用する

SO

プログラムから呼び出して利用する

  1. 法人のお客様には、評価用をご用意しております。事前に仕様および動作環境をご確認ください。
  2. Arcmanager のパスワード設定機能は簡易的な保護機能です。
  3. MSS5045(DLL)の呼び出し側のサンプルソースを配布いたします。サンプルソースは自己復元形式です。 

注意事項

  • ファイルのタイプにより、圧縮できない場合がありますのでご注意ください。

  • ・得意なファイル

 バイト単位のデータが扱われる文書やプログラムのファイルに適しています。

・不得意なファイル
 圧縮されているファイル(JPEG,MPEG,etc)、バイト単位ではないファイル(音声,画像)、
 暗号化されているファイルには適しません。

仕様

 

仕様/品名

Arcmanager V7 DLL

Arcmanager DLL

書庫ファイルのサイズ

9EB

2GB

1ファイルのサイズ

9EB

2GB

ファイル数

1,000,000

65,000

セキュリティ

AES256/SHA256

AES128/MD5

マルチスレッド対応

×

64ビット対応

×

タイムスタンプ

3000年12月31日11時59分59秒(UTC)まで

2038年1月19日3時14分7秒(UTC)まで

表示メッセージ

英/日(※1)

                                                         (〇:対応、×:非対応)

(※1) 表示メッセージ言語の追加も承ります
Arcmanager 制限事項[PDF]2017年8月23日更新

改版情報

詳細は  型格一覧表[PDF]をご参照ください。

製品名

製品型格

改版履歴

Arcmanager GUI for Windows

MSS5011-W95

V04L15リリース(2022/02/15)[最新版]
V04L14リリース(2017/08/18)
V04L13リリース(2017/03/31)
V04L12リリース(2015/08/25)
V04L11リリース(2010/02/08)
V04L10リリース(2002/10/22)

Arcmanager DLL for Windows

MSS5045

V06L11リリース(2022/03/29)[最新版]
V06L10リリース(2020/10/05)
V06L09リリース(2017/07/07)
V06L08リリース(2017/03/31)
V06L07リリース(2015/11/27)
V06L06リリース(2014/02/24)
V06L05リリース(2009/10/08)
V06L04リリース(2009/01/06)
V06L03リリース(2007/03/16)
V06L02リリース(2006/01/30)
V05L06リリース(2005/09/22)
V05L05リリース(2004/03/18)
V05L04リリース(2003/10/27)
V05L03リリース(2002/10/11)

自己復元ライブラリ for Windows

MSS5041

V02L07リリース(2022/04/19)[最新版]
V02L06リリース(2018/09/18)
V02L05リリース(2017/03/31)
V02L04リリース(2009/10/23)
V02L03リリース(2009/07/31)

Arcmanager SO for Solaris

MSS5043

V06L03リリース(2015/08/03)[最新版]
V06L02リリース(2009/03/10)
V06L01リリース(2005/11/11)

詳細は  型格一覧表[PDF]をご参照ください。

製品名

製品型格

改版履歴

Arcmanager V7 DLL for Windows 64ビット版

MSS5065

V07L03リリース(2024/03/01)[最新版]
V07L02リリース(2014/04/22)

Arcmanager V7 DLL for Windows 32ビット版

MSS5075

V07L03リリース(2024/03/01)[最新版]
V07L02リリース(2014/04/22)

圧縮アルゴリズム

可逆と非可逆

一般にデータ圧縮というと、画像や音声などに使用される完全に元に戻さなくてもよい非可逆符号化(Lossy)と、100%復元する可逆符号化(Lossless)があり、非可逆符号化にはJPEG, MPEG などがあります。 
ここでは、後者の可逆符号化(情報保存型ともいう)について述べます。

可逆符号化は、辞書型と統計型に大別されます。

辞書型

可逆符号化で最も多く利用されている辞書型(dictionary coding)の起源は、 Abraham Lempel 氏と Jacob Ziv 氏が発表した、1977年 IEEE 情報理論誌の論文 "A Universal Algorithm for Sequential Dat Compression" であると言われています。これは通称、Lempel-Ziv 符号化のスライド辞書法、または LZ77 などと呼ばれています。 この LZ77 は、以前に符号化した入力データ列を辞書として利用し、入力データ列の中の連続した部分との最長一致を検索し、その一致情報を符号化するというものです。 これが、ある範囲でのデータ列の同じ部分を探し圧縮を行う方法として発展しました。

特許問題

圧縮アルゴリズムに関する特許は、米国の会社がそのほとんどを保有しています。辞書型 LZ77 の実装法の有力特許は、米国の Stac 社が保有しており、日本でも特許が成立しています。(1997年10月31日登録 特許番号 第2713369号) 
 現在、一般に広く普及しているアーカイバソフトの LHA や ZIP 系(WinZIP 等)などもこの LZ77 をベースにしています。

統計型

一方、辞書型とは異なる手法に統計型(statistical coding)があります。データの出現確率を予測し符号化するものです。 
その原理は、ある文字が出現すると、その文字がどんな文字列の直後(文脈)で、どんな頻度で出現したかの確率を覚えておき、次に同じ文脈でその文字が出現したときに確率を可変長の符号で表わし、出易い事象程、短い符号で表わすようにします。 
 辞書型でいう同じ繰り返しの文字列というのは、統計型では最初に出現したときに文脈関係を覚えた文字が次々に起こったものとして表わせます。 
 統計型の方法では、繰り返しの短い文字列から長い文字列まで文脈を覚えることで、精密に符号化することができます。

富士通の圧縮方式

株式会社富士通研究所(以下、富士通研究所と表記)では、他社特許を回避するために統計型と辞書型を併用した SLC(Super Lossless data Compression)方式を開発しました。さらに復元速度の高速化を目指した辞書型の ELC(Embedded Lossless data Compression)方式を開発しました。これらの富士通特許の最新状況は特許庁のサイトで確認できます。

富士通研究所の圧縮アルゴリズム SLC/ELC 方式の詳細は、プログラミング技術情報誌 「C MAGAZINE」 の2004年10月号(9月18日発売) 「圧縮ソフト SLC/ELC のアルゴリズム(106-110ページ)」 に掲載されています。この 「C MAGAZINE」 には、当社が執筆した 「ビジネス向けデータ圧縮の実装例」 も掲載されました(111ページ)。

【 C MAGAZINE  2004年10月号 特別記事  「圧縮ソフト SLC/ELC のアルゴリズム」[PDF]  】

アーカイバ

当社では、圧縮特許面で安心な富士通研究所開発の圧縮方式を採用し、LHA や WinZIP に相当するパソコン用のアーカイバ製品 「Arcmanager」 を開発、販売しています。データ圧縮ライブラリ製品としては、1995年3月より(当時はMS-DOS版)製品化しておりますので、実績や品質面でも安心してビジネスにご利用いただけます。

機器への組込み

マイコン使用機器のフラッシュメモリ節約用途の需要に応えるためには、省メモリ環境で動作することが絶対条件になります。
当社ではこの要求に応えるため、組み込み用途に適したデータ圧縮ライブラリ ESLC(Embedded Super Lossless Compression)を開発し、2001年4月より販売を開始しました。メモリ容量を多く必要とする圧縮のための辞書サイズを選択可能とすることにより、省メモリ環境での動作を実現しています。

高速復元と高速起動

一般にデジタル家電製品などでは、使用しているフラッシュメモリの読み出し時間がかかることから起動時間の遅さが問題になっています。この対策として、データを圧縮し読み出すデータ量を削減することにより、高速起動を実現する方法があります。
当社では、復元時間を高速化したデータ圧縮ライブラリ RELC(Rapid Embedded Lossless data Compression)を開発し、2004年8月より販売を開始しました。本製品は、辞書型の最長一致検索などに工夫を行い、圧縮特許面でビジネスでの利用を可能にしています。

圧縮率・圧縮速度重視の ESLCと、復元速度重視の RELCで、組み込み向けの製品ラインナップを強化しました。いずれも富士通研究所が開発した圧縮方式を採用していますので、安心して製品に組み込むことが可能です。
処理速度は、フリーソフト ZLIB と比較して、ESLC は圧縮速度が約2倍、RELC は復元速度が約2倍 高速です。(CPU、メモリ、バス幅など実機環境により性能は異なります。)

暗号と情報漏洩対策

当社では、情報漏洩対策の需要が高まってきたことから、従来のデータ圧縮ライブラリ製品と組み合わせて使用できるオプション製品として、暗号ソフトウェアを開発しました。

  1. システムやアプリケーションプログラムに組み込み可能
  2. 暗号方式:米国政府標準 AES(Advanced Encryption Standard)方式を採用
  3. 鍵長 および ブロック長:128ビット
  4. Arcmanager の一部の製品に暗号機能を追加 (2005年11月)
  5. パスワード付スクランブル(ある演算処理を行う)圧縮の個別対応可能

FAQ よくあるご質問

未対応の仕様追加やカスタマイズなどのご相談もお受けします。

共通内容

扱えるファイルサイズの制限はありますか
あります。

〇Arcmanagerシリーズ
 DLL 製品, SO 製品, Console 製品 : 4,294,967,295バイト(4Gバイト-1)
 GUI 製品 : 2,147,483,647バイト(2Gバイト-1)
 自己復元プログラム : OSによる制限があります(約3.5Gバイト)   
 上記は、書庫ファイル全体のファイルサイズです。
    製品を混在してご使用になる場合は、数値の低い方がご使用状況におけるサイズ制限となります。
  例 : DLL 製品とGUI 製品をご使用で、双方で同じ書庫ファイルを処理する場合は、GUI 製品の制限サイズとなります。
 自己復元プログラムは、約3.5Gバイトを超えると実行できない場合があります。

〇Arcmanager V7シリーズ
 DLL 製品: 9EB
 自己復元プログラム: 2G-1バイト

 上記は、書庫ファイル全体のファイルサイズです。

LHA/Zip との互換性はありますか

ありません。

パスワードは大文字小文字の区別がありますか

あります。

うるう年およびうるう秒の問題はありますか

特に問題ありません。

自己復元に関する内容

自己復元(解凍)後に指定したプログラムを起動できますか

できません。

自己復元(解凍)プログラムで復元先ディレクトリを指定できますか

できません。

電子署名に対応していますか

できます。 
 [スタートメニュー] - [プログラム] - [Arcmanager] 内のArcmanager へのショートカットのプロパティ (マウスの右クリック) を表示させ、作業フォルダを変更してください。

〇Arcmanager V7シリーズ
 対応しています。

GUI 製品に関する内容

GUI製品の「開く」で復元先ディレクトリのデフォルトを変更できますか

できます。 
 [スタートメニュー] - [プログラム] - [Arcmanager] 内のArcmanager へのショートカットのプロパティ (マウスの右クリック) を表示させ、作業フォルダを変更してください。

DLL 製品に関する内容

DLL 製品に関する内容

できます。

マルチスレッドに対応していますか

〇Arcmanagerシリーズ
 対応していません。

〇Arcmanager V7シリーズ
 対応しています。

無償試用版ダウンロード

Arcmanager GUI無償試用版プログラム
  1. 本ソフトウェアは、複数ファイルを一度にまとめて圧縮するソフトウェアの無償版です。いわゆるアーカイバとしてご利用頂けます。 (LHA, ZIPとの互換性はありません)
  2. 本ソフトウェアのご使用は、法人様に限らせていただきます。
  3. 著作権は加賀FEI株式会社が保有しています。ご使用条件は、ダウンロード後のドキュメントファイル等を参照願います。

使用条件

対象法人様限定
サポートなし
使用期間制限なし
使用場所日本国内

ご利用方法

ダウンロードしたプログラムを実行すると V04L15F というフォルダが自動で作成されますので、フォルダ内をご参照ください。 

ダウンロード時、または実行時にセキュリティ警告が表示される場合

ファイルをダウンロード、またはダウンロードしたexeファイルを実行する際に、問題があるかのようなメッセージが表示される場合がありますが、当社が提供しているファイルはすべて検査済みです。
メッセージに関わらずダウンロードまたは実行してご利用いただけます。
当社が提供しているファイルがウィルス対策ソフトの誤検知により削除される場合は、ウィルス対策ソフトの対象外にするなどの対応をお願いいたします。

 免責事項

本ソフトウェア (Arcmanager) の使用により、万一お客様に損害が生じたとしても、当社はその損害について一切の責任を負いません。
また、本ソフトウェアに不備があった場合でも、当社は修正およびサポートの義務を負わないものとします。

お問合せ

  1. 注意事項・補足資料
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製品ご購入時の注意事項について
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標準品ソフトウェア製品の保守サポートについて
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保守サポート契約条項
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