無線モジュールとは?
種類・メリット・選び方をわかりやすく解説
無線モジュールとは、Bluetooth®やWi-Fiなどの無線通信機能を、製品へ効率的に組み込むための電子部品です。無線回路の設計や調整にかかる負担を軽減し、開発期間の短縮につなげられます。本記事では、無線モジュールの基本構造や代表的な通信方式の特徴、導入メリット、組み込み時の注意点、IoT機器向けの選び方について解説します。
無線モジュールとは
無線モジュールの役割
基本構造
搭載機能
無線モジュールは、UARTやSPI、USB、SDIOなどの標準インターフェースを通じてホストと接続します。製品によっては通信制御用ファームウェアを内蔵してATコマンド等のシリアルコマンドによる簡易制御が可能なタイプや、SDKを利用してモジュール内にアプリケーションを実装するタイプなどがあります。
無線モジュールの種類(通信方式別)
Bluetooth Low Energy (Bluetooth LE)
Bluetooth Low Energy(Bluetooth LE)は、低消費電力・近距離通信に適した通信方式です。スマートフォンやタブレットとの連携がしやすく、ウェアラブル機器、ビーコン、ヘルスケア機器、各種センサーなどで広く利用されています。
小容量のデータを定期的に送信する用途と相性が良く、送信間隔やスリープ時間を適切に設定することで、電池駆動製品の長期運用も検討できます。一方、大容量データの連続送信には向きません。また、2.4GHz帯を使用するため、周囲のWi-Fi機器などによる混雑や電子レンジによる影響も確認が必要です。
加賀FEIは、20種類以上のBluetooth LE対応無線モジュールを自社開発し、多様な用途に対応する製品ラインアップを提供しています。製品ラインアップについては、Bluetoothモジュール一覧ページをご覧ください。
Wi-Fi
加賀FEIでは、多様なアプリケーションに対応するWi-Fi向けモジュールもラインアップしています。各製品のデータシートや仕様詳細については、WLANモジュール一覧ページをご覧ください。
Zigbee
加賀FEIでは、Zigbee通信にも対応可能なBluetooth LEモジュールをラインアップしており、多様なIoTネットワーク構築ニーズに応えています。
無線モジュールを導入するメリット
開発工数を削減
無線チップを用いて製品を設計する場合、RF設計、基板レイアウト、アンテナと整合回路設計、通信性能の測定など、多くの専門工程が必要です。 無線モジュールを採用すれば、検証済みの無線回路による通信を活用できるため、開発工数を製品のアプリケーション開発に集中できます。多くの製品では、評価ボード、SDK、サンプルコード、設計ガイドなども提供されており、試作を効率化できます。ドキュメントの分かりやすさや技術サポートの有無も開発工数に影響します。
各国電波法適合の負担を軽減
日本国内だけでなく世界各国で無線機器を販売・利用する場合は、その地域や国の法律で定められた技術基準への適合が求められます。製品を販売したい地域の法律に適合済みの無線モジュールを利用することで、製品での適合にかかる工数やリスクを軽減しやすくなります。
電波法認証の仕組みや、認証取得済みモジュールを採用するメリットについては、こちらのコラムをご覧ください。
無線モジュールを組み込む際の注意点
電波法・法規制と技術要件への適合
アンテナ配置と筐体設計
IoT向け無線モジュールの選び方
通信距離・通信速度・消費電力で選ぶ
開発環境・量産体制で選ぶ